コラム|株式会社ウェルディッシュ
COLUMN
ビーフジャーキー石垣食品のご紹介
麦茶の石垣食品が、何故、ビーフジャーキー作っているの?
- 2020年05月25日
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「麦茶の石垣食品が、何故、ビーフジャーキー作っているの?」
石垣食品の社員は、これをよく聞かれます。
「フジミネラル麦茶、ごぼう茶の石垣食品とは別の石垣食品と思っていた」、という方もいらっしゃいます。理由を紐解くには、石垣食品の会社創業にさかのぼります。
石垣食品の創業
・石垣食品(株)は、香辛料の輸入を祖業として1957年に創業しました。
香辛料や調味料をブレンドした袋麺用ラーメンスープを即席麺メーカーへ供給を開始し、食品メーカーへと業容を拡大していきます。1970年代に入り、即席麺メーカーが相次いでカップ麺を発売するようになりました。
関連ビジネスへの取り組みとして、乾燥油揚げ、乾燥チャーシューなどの乾燥具材の供給を開始します。乾燥具材生産の拡大
生産数量の拡大に伴い、1991年には、海外(中国)での乾燥具材生産を開始しました。
乾燥具材の生産事業は順調に伸びました。
しかし、乾燥具材は即席麺メーカーへいわば部品の形で供給し、石垣食品の名前は商品には出ません。
もちろん世間の人にも知られることはありませんでした。
「畜肉乾燥の生産ノウハウ、製造ラインを活用して自社ブランドの商品ができないか?」
考えに考えた末、ビーフジャーキーを発売することに決め、商品開発が始まりました。ビーフジャーキ分野への進出
ビーフジャーキーは、アメリカ開拓時代にカウボーイの保存食として広まったと言われます。
それまで日本で売られていたビーフジャーキーはアメリカ、オーストラリアから輸入されたものでした。
したがって、日本人が食べるには硬く、味は塩味だけの単純なものしかありませんでした。コンセプトは「日本人が食べておいしいビーフジャーキー」
今までになかったビーフジャーキーを提供したい。
そんな思いから、「日本人向けの、日本人の嗜好にマッチした、日本人が食べておいしいビーフジャーキー」
というコンセプトが決定。
さらに具体的な仕様を固めていきました。ビーフジャーキーの硬さ、食感は?
「噛みしめると牛肉の繊維感をしっかり感じられるが硬すぎない食感」
味付けは?
「日本料理の基本調味料、醤油味ベースの味付け」
燻煙の香りづけは?
「和食だし汁の基本素材であるかつおぶしの製法でも用いられる、燻煙(スモーク)をしっかりきかせて香りづけ」
特に、燻煙にはこだわることにしました。
様々な燻煙(スモーク)チップ、りんご、ナラ、ヒッコリー等を試し、醤油ベースの味付けとの相性の良さから桜材チップ使用することにしました。
燻煙を2回に分けて時間をかけてじっくり行うことで、肉の中心部までしっかり燻煙される製法を開発しました。
ビーフジャーキーが見える透明窓が特徴の包装
それまでのビーフジャーキーの包装は、中身が見えないものがほとんどでした。
お客様に中身を見て確認して買っていただけるように、トレーに1枚1枚丁寧に盛り付けた後、透明窓のついた包材で密閉する包装方法を採用しました。
こうした開発の末、発売したビーフジャーキー。
お客様の支持をいただき、石垣食品のヒット商品に育つことができ、現在に至っています。最後に
今では、
形状が「細切タイプ」「のしタイプ 」
味付けが「七味味」「塩レモン味」「焼肉味」
など、ラインナップは広がっています。あなたにピッタリのビーフジャーキを、見つけて頂ければ嬉しいです。