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実は同じ?「烏龍茶」「緑茶」「紅茶」の茶葉について

2022年06月22日

「烏龍茶」と「緑茶」と「紅茶」が、同じ茶葉から作られているということをご存じでしょうか?

烏龍茶も緑茶も紅茶も色が全然違います。
それぞれ烏龍茶の茶葉が生る植物、緑茶の茶葉が生る植物、紅茶の茶葉が生る植物という別の種類の植物から茶葉が収穫されると思われるかもしれませんが、実際には全て同じ植物から取れているのです。

同じ植物は、チャノキ

その同じ植物とは、チャノキ・学名を“カメリアシネンシス.L”というそうです。
なかなか言いにくい名前です。

この植物の茶葉を発酵の有無で、緑茶や烏龍茶・紅茶とカテゴライズされていくそうです。下記に大まかな分類を記載します。

・発酵させない   →緑茶
・少し発酵させる  →烏龍茶
・発酵させる    →紅茶
烏龍茶は、緑茶と紅茶の中間地点になります。

茶葉の発酵とは?

摘んだ茶葉に傷をつけてから陽に晒し茶葉を萎れさせることで、茶葉の発酵が始まるそうです。
※この作業を萎凋と言います。

その後、茶葉をかき混ぜることで、酸化発酵の促進を行います。
ある程度発酵したら、釜で炒って発酵を止めるそうです。

基本的に発酵が進んだものほど紅茶に似た色となっていくそうです。日本でよくみられるウーロン茶は、比較的紅茶に近い色合いだと思うので、深く発酵した茶葉であることが伺えます。

チャノキの種類は?

チャノキにも品種があり、大分けして2種類になります。

1種目が、アッサム種・学名“バラエティアッサミカ”。
2種目が、中国種“バラエティシネンシス”。

アッサム種が紅茶に適した品種であり、インド・スリランカ・インドネシア・アフリカ諸国などで栽培されています。
紅茶の銘柄でもアッサムというと何か聞き覚えがある感じでしたが、品種のことだったようです。

同じく聞き覚えのあるセイロンは、インド南部のセイロン諸島に広まった中国種の茶葉を指しているようです。
同じ紅茶でもアッサム種と中国種の両方が茶葉としてしようされています。

その中国種は、どちらかと言えば緑茶や烏龍茶に適した品種であり、中国・台湾・日本・南米・イラン・インドなどで栽培されています。
アッサム種と比べると香りが弱くデリケートなようです。
こういったように一応同じ植物の葉から作られている茶葉ですが、品種によって紅茶が向きや緑茶向きなどがあり、発酵の時間だけで緑茶から紅茶まで用意できるというのは少し暴論だったかもしれません。

その土地の気候にあった品種を選んで育て、その茶葉を適切な加工をすることによって、「美味しいお茶を飲むことが出来るのだ」ということを忘れないようにしたいです。

ウーロン茶の効能について

烏龍茶にはウーロン茶重合ポリフェノールという烏龍茶特有のポリフェノールが含まれてます。
ポリフェノールは、脂肪の吸収を抑え、脂肪の分解を促進する働きがあるため、ダイエットとして注目されてmなす。

烏龍茶で注意して貰いたいことが、脂肪の吸収を抑え、脂肪の分解を促進するという点です。

烏龍茶を飲んだからといって今まである脂肪が減るわけではなく、新たに食事で摂取した脂肪の吸収を抑制する効果があるという認識にする必要があります。
ゼロの状態から烏龍茶を飲むことでマイナスになるのではありません。

食事をしてプラスの状態の時に烏龍茶を飲むことで、そのプラスを少なくすることが出来るかもしれないということです。
しかし、食事の後に冷たい烏龍茶を飲むと口の中がさっぱりしていい感じになります!

烏龍茶は食事にマッチした、いいお茶であることは疑いようがありませんね。

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