コラム|株式会社ウェルディッシュ
COLUMN
ビーフジャーキー
ビーフジャーキーの包装袋の中に入っている小包は何?
- 2020年06月06日
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ビーフジャーキーの包装袋の中に「食べられません」と書いてある小包が入っています。
これは、「脱酸素剤」と言い、酸素を取り除く役割があります。
酸素は、人間が生きていくには必要ですが、食品を腐らせたり悪くする「酸化」の原因 でもあります。
ビーフジャーキーの「酸化」を防ぐため、包装袋内の酸素を取り除いて、脱酸素剤(食べられません)を入れています。脱酸素剤の効果
脱酸素剤を入れることで食品に、3つの効果があります。
①カビや酸素によって繁殖する細菌を防ぐ
②酸素によって食品が悪くなるのを防ぐ
③色が悪くなるのを防ぐただし、袋を開けて酸素に触れさせると効果がなくなってしまい、再利用はできません。
(参照元 京都府消費生活安全センター H.P. )脱酸素剤とは
脱酸素剤は、主に鉄の酸化を利用して酸素を吸収し、脱酸素状態(酸素濃度0.1%以下)とし、食品などが酸素から受ける影響をとり除きます。
包装袋(パッケージ)について
脱酸素剤を包装袋に入れて密閉しても、包装袋が酸素を通してしまったら 脱酸素剤を入れている意味がありません。
ビーフジャーキーを包装している袋は、 酸素を通さないように作られた袋になってます。
では、酸素を通さない袋は、どうやって作られたものでしょうか?
包装袋の生産工程
包装袋を作る時は、2つのフィルムを使います。
①印刷可能なフィルム
酸素を通さないフィルム(酸素が通過する量は、ポリ袋の数千分の1)②熱でシール(圧着)できるフィルム
①と②を接着して1枚の包材を作ります。
その後、包材の淵を貼り合わせて大きさに合わせてカットすることで、ビーフジャーキーの袋になります。
酸素を通さない包装袋は、このような工程で完成します。最後に、お客様にお届けする商品にします。
酸素を通さない袋にビーフジャーキーと脱酸素剤を入れて、密封することで賞味期間1年間のおいしさを保つ、ビーフジャーキー商品になります。
原料やビーフジャーキの製造方法だけではなく、パッケージも工夫しています。パッケージで気がついた事があれば、コメント頂ければ嬉しいです。